::: いたち草 :::

第3話
大男の失意
扉を開けて部屋の中に入ると、そこには血まみれの死体があった。
「ダンナ様!!」
どうやらこの死体こそ、大男の主人であり、今回の依頼主らしい。いや、“依頼主だった”というべきか。
私は死体にとりすがる大男に言った。

A.「ダンナがナンダ」

B.「すぐ警察に通報しなければ」

C.「よし、いっしょにシドニーオリンピックを目指そう!」

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